Our Technology
保有技術
高分子材料・微細成形技術
Cytona の技術基盤は、バイオ用途のマイクロ流体デバイスに求められる樹脂を創製し、その微細成形を可能にする技術にあ ります。
樹脂は独自に配合したモノマーからなる光硬化性樹脂です。この樹脂は生体分子と反応する特定の化学構造(官能基)を持っ ているため、製造したデバイスは抗体、酵素、核酸などを表面に固定できます。
樹脂成形は微細な構造を精度よく形成させるため、シリコン製の鋳型を使用した光硬化成形を用います。これによりデバイス を高生産性、低コストで製造し、実用性の高い製品を提供できます。
マイクロ構造の成形方法

成形したマイクロ構造例(電子顕微鏡観察)

マイクロポストアレイ

ライン&スペース(深さ3μm)

マイクロ流路・液だめ

マイクロウエルアレイ01

マイクロウエルアレイ02

マイクロウエルアレイ03
ポリマーCTCチップによる細胞捕捉技術
ポリマーCTCチップは、マイクロ流体デバイスと抗原・抗体反応を組合せ、癌細胞を含む様々な細胞を選択的に捕捉するために開発されました。チップには微細なポストが多数配置され、その表面には捕らえたい細胞に特有の分子(抗原)に結合する分子(抗体)がコートされます。これによりチップに流した検体から、その細胞だけを選択的に表面に捕捉します。効率よく捕捉するための技術ポイントは次の2点にあります。
- 細胞とチップ表面の接触頻度を高められるチップ構造(ポストの形状・サイズ・配置など)を設計し、成形する
- 捕捉したい細胞に特有の抗原に合わせ、抗体を自由に選択できるようにする
Cytonaではこのような点を、独自の高分子材料・微細成形技術により実現しています。

ポリマーCTCチップ

癌細胞捕捉原理
癌細胞捕捉の様子(流動する白点が癌細胞)
製品のご購入から研究・臨床応⽤するまで、Cytonaがゼロからサポート。
お気軽にご相談ください。